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みんなで、スウェーデンに行こう!!


クラブEKOでは、毎年スウェーデンへの研修ツアーを実施しています。
グループホームやデイセンターはもちろん、FUBダンスパーティーにも行きます。

  友達感覚での訪問。フィスクセートラ・グループホームの住人たちは、
日本からの人たちはみんな「仲間たち」として迎えてくれます。



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最終更新日:2004.11.22

目次

・クラブEKOツアー'99 

・スウェーデン福祉事情視察ツアーに参加して

・ツアーのアンケート

・クラブEKOツアー'98

・ツアーに参加して


上のインデックスをクリックして下さい、各項目にジャンプします。


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2004.11.22更新


クラブEKOツアー ' 99 

「クラブEKO・スウェーデン福祉事情視察ツアー」

期日: 99年11月23日(火)成田出発、ストックホルム発 11月29日(月)、成田到着11月30日(火)、6泊・8日間

参加者: 21名

宿泊: Sheraton Stockholm Hotel & Towers


 
クラブEKOツアーも、今回で5回目になりました。 募集期間も長かったせいもあってか、今回の参加者はツアー・リーダーを勤めた上條さんも入れて総勢21名と、今までのツアーの中では最多数でした。

 11月の気候は何となく不安定ですが、アルランダ空港に無事到着後、貸しきりバスですぐ宿泊ホテルの「シェラトン」へ・・・。 
 空港から市内まで約40分、もうすでに暗くなってきた外の景色は良く見えないけど、それでも市内に入ると「へー、これがストックホルムか・・・」と、少し時差ぼけ気味の目もこの時はパッチリ。

 ホテルではもう部屋割りも済んでいて、キーをもらってそれぞれチェックイン。シェラトン・ホテルは市内でも高級ホテルに入りますが、ここはとにかく場所が一等級。街のど真ん中にあって、中央駅まで歩いて2〜3分、しかもコンビニの「セブンイレブン」や深夜営業のマクドナルドもすぐ側にありますが、さすがに到着の日はどうしても「時差ぼけ」で、みんなそれぞれの部屋に直行でした。
 日本は、もう朝が開ける頃、そう、朝まで徹夜した感じですよね。

 とにかく、ツアーの第1日目でした。


第2日目: 11月24日(水)

10:00-11:30 オルグリューテ・グループホーム

 市内からバスで約20分、典型的な郊外の住宅地にあるこのグループホームは、以前小学校だった建物を改造したものです。 少子化で生徒が少なくなり廃校となったので建物を市が買い取り、現在は住宅会社が管理していますが、建物の半分は一般のマンションに使われ、片方の建物をグループホームに改造し直しました。また、障害を持つ人の作業所も建物の一角にあります。
 このグループホームには、主に自閉症を持つ人5人住んでいます。各部屋はそれぞれの内装で個性的ですが、外が廊下になっているのは昔の学校の名残のようです。


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13:30-14:30 ビーエルヴスゴーデン

 重度の障害を持つ人たちのデイセンター。概要は、98年のツアーレポートにあります。 ここをクリック!



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第3日目:11月25日(木)

09:00-12:00 市内観光

 ストックホルムに在住の日本女性、ヨーコ・ハーディングさん。 ご指名が多いガイドさんの一人ですが、そのヨーコさんのガイドで市内観光。コースは大体決まっていて、ノーベル賞授賞式の晩餐会にも使われる市庁舎やストックホルムの市街が一望できる「シェルガータン」、それに、ストックホル
ムでは一度は散歩を・・・という旧市街のガムラスタンなど、短い時間でも「これだけは・・・」というところを見ました。
 残念ながら、その時の写真が手元にないので、ここではお見せできません。


13:30-15:00 エクトルプ・デイセンター

 1981年にスタートした、一般的なデイセンター。「ロックグループ・エコー」も、このデイセンターで生まれました。 このデイセンターは、3つのサテライト(支局)の活動所を持っています。 その一つが、絹ダンス(絹の布地が空中で踊るようにダンスをする)に使われる絹の布地の染色や製作をする活動所(シーデン・アトリエ)ですが、製品にはネクタイや絵画のように額縁がついたものから洋服まで多様で、町でも売られています。 この日は、ツアー参加者全員で色を塗りました。

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第4日目:11月26日(金)

10:00-11:30 イヌティ芸術アトリエ

 障害を持つ芸術家のアトリエとして、通常のデイセンターでなく共同組合方式での運営による活動所。 職業安定所とも協調して、仕事のない障害を持つ芸術家の就労の場所ともなっている。一般の芸術家との交流もあり、ナッカ市にある芸術共同アトリエで一緒に作業をすることもある。
 活動所は、作業をするアトリエのほか、作品の展示をする空間、パソコンを使ってのアート製品を作成する場もある。
 外国との交流も盛んで、外国からの作品の展示や外国での展示会も行っている。
 
 

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15:30-16:30 フィスクセートラ・グループホーム

 「ロックグループ・エコー」のメンバーだったマリア他5名が住んでいるグループホーム。それぞれが住む部屋は、全部キッチン、トイレとシャワー室などを揃えたアパート形式になっていて、それらに接して共有の廊下、居間やキッチンなどの場所があります。
 重度な身体障害を持つマリアのアパートは、キッチンもトイレも、もちろん居間も介助器具がいっぱいあって、車椅子での生活ながら自立生活が出来るようになってます。
 
 ここの写真も手元にないので、今回のものではないですけど・・・こっそりと・・・。


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18:30-21:00 メーラルサーレン・ダンス場

 このツアーのハイライト! 知的障害者協会(FUB)が主催するダンス。 スウェーデンでは、伝統的に社交ダンスが盛んで、ディスコやライブハウスがあちこちにある今になっても、何処の町に行ってもダンス場があります。 あの「スウェーデンポップ」も、世界最高のロック人口を誇るスウェーデンのロックと、このダンス音楽のミックスと言っても決して間違いではないでしょう。

 概要は、98年のツアーレポートにあります。 ここをクリック!



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第5日目:11月27日(土)

10:30-11:30 ビョルケボー・ショートステイ

 レスパイトと呼ぶのか、あるいはショートステイと言うのか・・・とにかくここはスウェーデン語で「ショートステイ」、つまり短期間の住居施設です。
 ここも写真がなくて、残念!

 概要は、98年のツアーレポートにあります。 ここをクリック!
 

13:00-15:00 ヴァーサ博物館

 ストックホルムは、人口の割に世界で一番博物館や美術館の多い都市ですが、ここはその中でも最も有名な博物館です。
 写真はオフリミットなので、これも残念!

 概要は、98年のツアーレポートにあります。 ここをクリック!


第6日目:11月28日(日)

 この日は、休日。でも、お土産買いや、研修以外の町探訪!
 みなさん、結構忙しそうでした。


第7日目:11月29日(月)

 「うわ〜! まだいた〜い!」。 何人の口からこの言葉が出たでしょう? でも、いよいよ帰国です。
 また来て下さい。今度は個人旅行で、白夜やオーロラを見に・・・。 でも、みなさん日本でも会いたいと言ってたから、今度は国内旅行かな?

 空港へ向かう直前、ホテルの前で勢ぞろい! (左端は、通行人!)


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文責:大滝昌之

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スウェーデン福祉事情視察ツアーに参加して

管野すみえ

 このツアーを知ったのはいつだったでしょうか?ツアー出発日の1ヶ月前くらいだった気がします。
 なんとなしに目に付いた1枚のパンフレット、チャンスかなって思ったのを思い出します。というのも、去年の4月に転職、福祉の世界に飛び込んできたので正直何も知らず、毎日過ごしてきていました。    
 
 私は、栄養士として働いているため、なかなか知的障害という障害についても詳しくふれることがなかったのは事実でした。ただ、仕事をしていく上で、知らないですまして良いものなのか?という疑問も持っていました。
 どう接して良いものなのか?私にはわからないことばかりでした。そう思っているときだからこそ、このツアーに参加させてもらおう、と思ったのです。

 スウェーデンで見るものすべてが、この何ヶ月間、見てきたものとは違っていました。スェーデンでは、施設というものがなく、グループホームという
形でみなさんが生活しており、個人ということをとても重視している環境にありました。一人一人の居住空間、それに伴いその人に必要な介助器具、どんな重度な方でも同じように個人の生活がある。

 衝撃的な光景でした。日本は施設という生活の場所がほとんどで、一人一人、個人としての生活というには少し、ほどとおい気がします。国の体制が違うのでしょうがないところはあるのでしょうが。   ただ、体制や制度は違っても、できることはたくさんあるように私は感じました。

 個人として、もっと尊重してあげれたら・・人の数だけ、違った生活があると思います。
 したいこと、食べたいもの、楽しいこと・・今の状況の中にもきっとできることがあると思っています。

 このツアーに参加して、口では表現できませんが、たくさんの自分にできる、これからの課題をもらってきたような気がしています。少しでも変えていけるように、自分なりにがんばっていきます。このツアーには本などではとても勉強できない、心で感じる、そんな勉強をさせていただいたような気がしています。ありがとうございました。

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クラブEKOツアー'99 アンケート

参加者のみなさんに、今回のツアーのアンケートをお願いしました。
お名前はここに記載せず、職種だけを載せます。

今回のツアーの印象について、良かった事。


改善する点。


参加者のみなさん、アンケートへの記載有難うございました。


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クラブEKOツアー'98

「クラブEKO、スウェーデンの重度障害を持つ人のケアー視察ツアー」

期日:98年11月25日成田出発、ストックホルム発 12月1日、成田到着12月2日


訪問場所概要

11月26日(木)11:00-12:30

エルブショー・グループホーム

所長:グニラ・リンドグレン

 ストックホルム市西部にある住宅地の2軒の住宅ホーム。85年、当時閉鎖となった大きな入所施設から、最重度・重度の障害者のためのグループホームとして開設。5人の住居者の中では、最年長(83才)の定年者を除き、残りの4人は毎日それぞれのデイセンターに通う。通勤は、市が提供する交通サービス会社が、往復送り迎えする。合計8名の職員がローテーションを組み、毎日1人は夜勤となる。各人がそれぞれの個室に住み、茶の間や台所などは共同という今では古い形のグループホームだが、反面、住民同士がふれあう場が多いと好意的に見る人も多い。


17:00-18:00

ハビリテーションセンター、県自治体のケア・センター

担当、レクチュア:クリスティーナ・アスクルンド(ケースワーカー)

 4-5年前、当時の県自治体援護局の管轄であった知的障害を持つ人のケアがコミューン(市町村)に移行された中で、地域ケアを担当していた専門職チームの部門だけが、障害者に向けたハビリテーションを担当する県自治体の機関として、ハビリテーションセンターと名称を変えて続けられている。児童と成人に分かれた専門職(看護婦・理学療法士・心理士・ケースワーカーその他)チームが、家族やコミューンの担当者などと連結し、独自の作業プログラムも行う。

 ハビリテーションとは、特に知的障害など生まれつきあるいは早期からに機能障害を持つ人は、復帰や周りの条件に合うようリハビリを行うのでなく、持ち合わせている状況が周りと合わないギャップを埋め、介助器具の使用も含めた援助・支援により、ハンディを少なくしながら本人が自立する事を目的とする支援とはたらきの事。訪問先は、児童ハビリテーションのセンター。

 
11月27日(金)10:00-11:30

エーケン 日常活動所

所長:ゲイル・グッディング

 近接するエクトルプ・デイセンターの支局として、特に強度の自閉的傾向や行動障害を持つ人のために、86年に設立。テーチプログラムも含めた独自の方法で、グループと個人のハーモニーを重要視す
る活動プログラムを行う。 


13:30-15:00

ビーエルヴスゴーデン・デイセンター

所長:アンネリ・スカーシュテッド

 80年代の半ば、閉鎖されたカースルンド入所施設からグループホームに移った、重度重複障害を持つ人達のためのデイセンターとして設立。以来、利用する殆どの人が、最重度とされる障害の重い人達。
  27人の利用者と20人の職員。五感の刺激やグループ意識に重点をおいた活動内容と空間利用。

 
18:00-21:00

メーラルサーレン・ダンス場

 80年代のはじめ頃、知的障害者協会(FUB)のストックホルムFUBが余暇活動として、隔週の金曜の夜、市内の高級ダンス場を借り切り、プロのダンスバンド演奏のダンス会を行う。それ以来、市内の知的障害を持つ人にとっては娯楽と社交のメッカとして、1日約300-400人の人が集う。そこには恋があり喧嘩もあり、正に大社交場。言葉が通じないということが、全くおかしくなく感じさせてくれる所。

 
11月28日(土)16:00-17:00

ビョルケボー・レスパイト(ショート・ステイ)

所長:ソルヴェイユ・ホーヴブランド

 ナッカ市を主体に、24家族を対象に短期間やあるいは緊急の場合の居住ホーム。1家族、年間最高75日利用が出来、1日最高5人まで。児童と成人のホームの二つに分かれ、ここから学校やデイセンターに交通サービスを受けて通う。一般アパート住宅の中にある。訪問は、成人のレスパイト・サービス。


11月29日(日)10:00-12:00

ヴァーサ博物館

 今から300年以上の話。当時ヨーロッパ大国だったスウェーデンは、その海軍力を誇示するため王様専用の軍艦「ヴァーサ号」を建造した。設計は最高の技師が担当したが、王様は技師が限界というのに、当時から有名だったスウェーデンの大砲を誇示するために余計に積む事を要求した。そして、処女航海。岸壁を離れた大軍艦は、やがて祝礼の号砲を一斉に発砲。その勢いで、大軍艦は重みのバランスを崩して、海中へ沈没。…そして1960年代、海中でヴァーサ号発見。

  長い引上げ作業と、木造の原形を保つ技術的な試みも成功して、世界的にユニークな博物館となる。ストックホルムの名所の筆頭。

 
15:00-16:30

フィスクセートラ・グループホーム

所長:ロバート・シマ

 ロックグループ・エコーのメンバー3名他、合わせて6名が住む。重度の身体障害を持つマリアは、介助器具の利用により自分のアパート形式の部屋で可能な限りの自立生活をする事が出来る。台所の使用・トイレ・洗濯・ベッドの寝起き、全て自分の力で。ドアの開け閉めは、彼女自慢のリモコンの鍵。日本人好きの彼女が、その鍵を持って待ってます。

 
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ツアーに参加して・・・。

(この感想文は、広報誌「ブレティーネン」13号に掲載されたものです)


スウェーデン 紀行

By: 三重・紀北作業所 湯浅 正悟

 リモコン操作で上下する台所。移動するために天井から吊されたリフト。ハビリテーションのために駆使されるパーソナルコンピューター。高い所のものを手にするために椅子の部分が上下する車椅子。トイレ、入浴、料理など、最新の技術による福祉機器(すべてがコミューンからの給付サービスであるという)を駆使して「自立生活」(スウェーデンでは「普通の生活」であって「自立生活」とは言わないらしい)を営む、重度障害のマリアさんを目のあたにりして、「これがスウェーデンなのだ」と驚嘆せざるを得なかった。それでも、生活上のバリアがあるのだろうか、常時ケアができるように職員が勤めているという。それも、入居者4名に対して8名のスタッフで……。

 私たち家族(私、妻、小2の娘)にとって、スウェーデンはいつかは訪ねてみたいと思っていた国であった。「福祉国家」(スウェーデンの人たちは福祉国家という意識はあまりないらしい)と言われるけれど本当に住み良い国なのだろうか。福祉サービスだけではなく、人々の障害者に対する関係や意識も含めて……。「クラブEKO」の「スウェーデンの重度障害を持つ人のケア視察ツアー」があることを知って迷惑も顧みず、家族全員で参加することにした。福祉施設に勤めている私にとって、「知的障害者が自己主張をすることによって国の福祉施策に障害者へのサービスが取り入れられていることや、日本という国で、時には卑屈になったり、時には必要ではない「おせっかい」から離れて考えてみたいこと。そして、娘には『一人一人は違っている』ということを受け容れ、「一緒に歩んでいかなくてはならないこと」を常日頃、話していることに対して、「(私たちと)違った国、違った民族、違った慣習や文化を持つ人たちがいること。日本語が通じない状態、満足のできない食事の体験が、これから、自分自身の人生を歩んでいくであろう娘にとって、「障害者」など自分とは異なる人たちへの理解や学習に最適であると思ったからである。さて、スウェーデンで訪ねた6つの福祉施設のいずれもが、私たちを驚愕させるには十分なものであった。生活の隅々まで配慮された福祉サービスと、「人権尊重に徹した施設職員の説明と関わり方」は、日本的に言うところの「思いやり」や「優しさ」を越えていたように思うのは私だけであろうか。

 最初に述べたマリアさんには、日本円にして約17万円の年金などの収入があるということであるが、一方では約1割の税金を納めているということである。「収入があるから税金を納めて当たり前でしょう」という、大滝氏の説明には、所得保障の高さを示すだけではない、スウェーデンの国の人たちの人権尊重への崇高さを感じざるをえなかった。さらに、グループホームへの家賃や食費などの経費を差し引いても、収入の約半分が手元に残ると言うことを聞くに及んでは、「何をか言わんや」である。手帳を持っていれば交通費やレクリェーション施設が割引になるという日本が何処か寂しく卑屈さを感じたのは私だけであろうか。

 私たちは地下鉄や市バスに乗車してみた。バリアフリーの構造になっていると聞いていたからである。地上からホームにつながるエレベーターやホームと車両との間にほとんど隙間のない地下鉄、段差の少ないバス(段差の全くない超低床のバスに順次、切り替え中とのこと)の中で、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた多くのお母さんを見るにつれ、この国の街づくりは「一人一人のための街づくり」からスタートしているに違いないと思った。何かにつけ、「障害者のための街づくり」、「障害者専用のエレベーター」などという日本を、どこか「おせっかい」に感じるのは私だけであろうか。

 日本の遊園地に似た「スカンセン野外博物館」にも立ち寄った。日本のようなきらびやかさや華やかさなどはなく、着ている服装や子どものおもちゃなども地味なように感じたが、子供を連れた家族の表情は明るく楽しそうであった。日本の子供たちにとっては、私の娘もさほど興味を示さなかったように、決して興味をひくものではないかもしれないが、スウェーデンでの福祉施設やサービスと重ね合わせたときこの国の人たちが最も大切にしているものが解ったような気がした。

 最初、異国にいるためか、あるいは、言葉が思うように通じないせいか、「困っていたら何とかしてあげよう」という日本に較べて(それが必要以上のおせっかいになったりするのだが……)人々は「冷たく無関心をよそおっているように」感じた。それは、個人主義といえるものかもしれないが、その背景に民主主義と人権尊重の精神を感じるにはさほど時間がかからなかった。しかしながら、その一方で、私たちが持っている(人が困っていたら何とかしてあげようという)「思いやり」や「優しさ」が、私たちに祖先から引き継がれた『こころ』であるだろうから、卑下することは何もないであろう。私たちにとって大切なことは、引き継がれてきた『こころ』を基礎として本当の民主主義と人権尊重の精神を積み重ねることだと思う。

 最後に企画と案内をして頂いた、大滝氏とクラブEKOの皆様、旅行社の関氏、スウェーデンのガイドや運転手の皆様、同行して頂いた参加者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

ツアーに参加して

By: 神奈川・恵和学園 関 美千代

 スウェーデンは福祉の充実した素晴らしい国だと以前から聞いており、是非一度は訪れてこの目で見たいと思っていました。 

 町並みは古い建物を生かした「絵本から抜け出たような」素晴らしさで、クリスマスが近いこともあって、イルミネーションがとてもきれいでした。人々もやさしく穏やかで、町全体の空気もやさしい印象を受けました。

 今回のツアーは、いわゆる「重度」と呼ばれる方々の生活にふれようというのが主な目的でした。実際目の当たりにすると、毎日が驚きと、感心の連続でカメラのシャッターを押しつづけてしまい、フィルムも40枚は越してしまいました。

 90%の知的障害者がグループホームで暮らしていること、無料で一生使える車椅子、職員の人数の多さ、ホームと電車の間隔が少ない地下鉄、週に一度開催されるダンスパーティーー数えあげればきりがないほど、隅々まで配慮がいきわたっていました。

 そして、出会う障害者の人たちがとても生き生きとした表情をされているのが印象的でした。

 見る物、聞くこと全てが素晴らしく、つい、日本の現場ではどれだけ近づいているのだろうかと、考えてしまいました。

 また、全国各地からツアーに参加したメンバーを通して、各地の生の声も聞くことが出来ました。この体験をこれからどの様に生かせるかはまだわかりませんが、私なりに努力し、がんばっていきたいとおもいます。

 この様な機会をくださり、本当にありがとうございました。また、是非参加したいです(もっともっと勉強してから)。



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