王立ストックホルム音楽大学入学試験概要


更新:03.02.10

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学科目


演奏専門学科
1.クラシック、(ピアノ、バイオリン、管弦楽器その他)
2.クラシック、(エドバリェ城での授業)室内音楽、交響楽など
3.早期クラシック
4.ジャズ・アフロアメリカン
5.スウェーデン民族音楽
6.海外の民俗音楽
7.指揮
8.電子・アコースティックによる作曲
9.ジャズ・アフロアメリカンの作曲
10.その他上記に入らない部門での個人選択科目

音楽教育学科
1.クラシック、楽器演奏
2.クラシック、合唱
3.クラシック、音楽理論
4.ジャズ・アフロアメリカン
5.スウェーデン民俗音楽
6.外国の民俗音楽
7.メディアテクニック

その他の専門学科
オルガン・教会音楽

この他の特別コース
1.オルガン工学
2.音楽療法(音楽教育学科、継続過程科)
3.ピアノ調律
4.音楽教育大学院コース
5.音楽教育研究コース


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王立ストックホルム音楽大学、入学試験内容  


テスト内容=
C(セントラル)テストは全国共通、L(ローカル)テストは、各地の音大テスト

試験日:第11週(03年度、310日〜14日)(04年度は日が異なるが、第11週)


1.演奏専門学科

クラシック、(ピアノ、バイオリン、管弦楽器その他)、基礎過程科


テスト内容:
C2:LS 1.1

C2テスト

C2.1 聴力

CDによって流されるいくつかの音楽例を聴いて、渡される楽譜ノートに記入する。

・不完全なリズムを調整する。
・不完全なメロディーや、異質なメロディーを正しくまとめる。
・音符やコードによって、不完全な和音(アコード)を正しく調整する。

テストの時間は、約1時間半。


C2.2
 シンタックス(Syntax)統語論

@ハーモニー分析

与えられる音楽例から、関連するキー(調)、ドミナントの間の音階、不完全な7度音階などを分析して書き出す。


Aアレンジ

・与えられるメロディーに二つ目の和音とコード記号をつける。
・与えられるメロディーのベース音階とコード記号をつける。
・次の中から選択:
 ・与えられるコード記号によって、メロディー、
4和音または伴奏アレンジをつける。
 ・与えられるメロディーとコード記号によって、
4音階の楽章を書く。


Bメロディー創作

与えられる歌詞にメロディーをつけるか、あるいは始められたメロディーを完結させる。


Cハーモニー

与えられるメロディーにハーモニーをつける。


LS1.1テスト

受験者が多い場合には、第1次試験を行い、通過した者が第2次試験を受ける。
音楽教育学科の場合は、第1次試験のみ。

@歌唱

既に自分で学習した10-12種類の歌のリストを持参する。リストには、それぞれ性格の異なるもの、最低ひとつのバロック調とひとつのオペラ調を含む異なる時代のものを含んでいる歌曲で、伴奏なし。

その中で1〜3曲を選択して歌唱する。歌唱する曲は全て覚えていること。審査員が、さらに他の曲を歌唱することを求めることもある。

2次試験では:

・自分で選択した2曲を歌唱する。審査員が、他の曲も歌唱することを求めることもある。
・準備された曲を、伴奏なしで歌う。
・ピアノでのテスト:自分の選択した曲と、あらかじめ前もって渡される規定曲を演奏する。
・さらに、
a prima vista(与えられるメロディーを楽譜なしで演奏)を1曲演奏する。


A楽器演奏

既に自分で学習した最低4曲のリストを持参する。曲は、それぞれ時代の異なるもの。2曲を選択し、1曲あるいは2曲を演奏する。審査員が、リストの中の他の曲を演奏することを求めることもある。さらに、あらかじめテストに召集される際に渡される規定曲を演奏する。
場合によっては、
a prima vista を、同じ受験者1名か数名と同時に演奏することもある。

2次テストの際には:

・単純な短い曲を、15分の準備の後に審査員の前で演奏する。
・ピアノ・テスト(ピアノ・あるいはギター以外の楽器選択の場合はなし)
・自分の選択による
1曲を演奏。A prima vista 1曲演奏する。


2.音楽教育学科

クラシック、楽器演奏、基礎過程科

テスト内容:C1、C2C3LS1.1LS1.5

C1テスト

@和音楽器演奏

準備された3曲の中から1曲演奏する。ここでは、和音楽器としてのピアノ(音大によってはギター・アコーディオンなども)の技術的・音楽的な技能テストを行う。

審査員が、他の2曲の中からさらに選択して演奏することを求める場合もある。

このテストには、他の伴奏はない。


A声楽テスト

準備された3曲の中から1曲歌う。ここでは、技術的、音楽的な技能テストを行う。

審査員が、他の2曲の中からさらに選択して歌うことを求める場合があり、それぞれ異なる性格や種類の曲を選択してあることが望ましい。

このテストには、伴奏がつく。


B自分の伴奏をする

審査員から、メロディー・歌詞・コード記号のついた新しい曲が渡され、20分の準備の後にそれを自分の主楽器で伴奏しながら歌う。


C
A prima vista 主和音楽器

審査員から与えられる簡単な曲を、5分後に自分の主とする楽器で演奏する。


D自由選択による音楽的技能

ここでは、3種類の異なる音楽活動に分かれて音楽的な技能のテストを行い、それぞれ点数がつけられ、3種の合計点が算出される。C1のテストとで演奏された形式とは違うやり方で、また違う楽器での演奏が望ましい。自分の主とする楽器以外の楽器あるいは歌がある場合には、Lテストでそれを披露したとしても、ここでもそれを行う。

3種類のテストの中では、前述したC1テストで自分のメイン楽器での技能テストを行った上で、1曲は自分のメイン楽器で演奏/歌唱する。

このテストには、伴奏がつく。

テストの40分前にテストの作業が示され、準備をする。準備の際にはピアノ・ギターが使える。

最初に、メロディーが与えられ、それに和音をつける。このテストはC2テストでも行われるが、その評価がC1テストの際に審査員にまわされる。このテストの時間は15分。

次に、C1.Bの「自分の伴奏」を行う。テスト時間は15分。

最後に、審査の前5分の準備時間の後、C1テストの a prima vista を行う。


C2テストは、演奏専門学科と同じ


C3テスト グループ指導

このテストの趣旨は、職業的に音楽的な活動をする中での、コミュニケーション能力、組織力、リーダーシップ、グループでの適応性などを見せる機会を与えることである。

受験者は、受験に来る前に、他の受験生をひとつのグループとして指導する3種類の作業を想定して準備しておく。テストに際しては4−5曲が与えられるが、それらを使う場合の作業の難解度を把握したりアイディアが沸くように、テストの前に曲が送られる。

その曲を使うことも出来るし、自分で選択することも自由であるが、3種類の異なる作業を準備しておくことが望ましい。

選択された3種類の曲には、それぞれ15分ずつ準備時間が与えられる。審査に際しては、審査員にその3種を審査員に示し、受験者のグループに働きかけてどれか一つの音楽的な進行になるように導いていく。審査員は、さらに判断するために残りの種類の曲を使う事を指示することもある。

受験者は、働きかけ方や方法にバリエーションがあることが重要である。そのため、例えばダンス/行動、複数の調律、音のコラージュ、ドラマ性などいろいろ連結していく必要がある。

同時に、このテストは聴力的な学習のモメントをも含んでいる。更に、グループを楽器から離れることへと導くことを示す事も望ましい。

グループ指導テストは、6 〜9人の受験者からなる。テストは、一人それぞれ15分ずつである。

詳細は、試験のおよそ3週間前に、受験への召集のお知らせと一緒に配布される。

試験の所要時間は、準備時間の30分を入れて約3時間である。


LS1.1テストは、音楽専門学科と同じ


LS1.5テスト 授業テスト

入試の申請によって、ABの選択になる。

A. 楽器授業

小学生1名に、メイン楽器を約15分間教える。

課題は、次の通り。

@生徒が準備したもの。
A聴力について一つ授業する。この場合、受験生も生徒も楽譜は持たない。


B.
声楽授業テスト

10代後半の生徒に、約15分授業を行う。

課題は、次の3つ。

@リラクゼーション、姿勢、呼吸などの中の一つについて。
A短い歌唱指導
B生徒が選択した歌唱曲での作業。受験生は伴奏を行う。

審査員は、受験生の授業において、生徒とのコンタクト、関心を引き出すこと、また刺激を与える音楽をつくり出す能力を判断する。

試験に際しては、短いインタビューも行われる。


注:

音楽教育学科、基礎過程を志願するものは、将来音楽教師になるということに対しての考え、モティベーション(動機)、影響(reflection)などを文章化して、申請と同時に提出する。

何故音楽教師になりたいのか? 自分の体験や大切と思われることへの自分なりの考えを、明確に文章化する。論文は、最高2ページで、審査の時のインタビューの際に参考とされる。

LS1.5(場合によっては、Cテストも)、入試においてLS1.1テストを通過したものだけが受ける事ができる。


3.音楽療法科 (継続課程)

25歳以上の年齢制限である。

●既に、音楽教育学科の基礎過程科を終了したものだけが申請できる。
 (音楽療法科は、音楽教育学科の継続過程科である)

●音楽療法的な活動での、5年以上の臨床経験が必要。

●音楽療法の臨床活動あるいは研究についての論文の提出が必要。

 

王立ストックホルム音楽大学

Kungli. Musikhögskolan i Stockholm
Box 27711
115 91 Stockholm
SWEDEN

URL:  http://www.kmh.se
mail:  studieinfo@kmh.se

国際交流担当:
mail: international@kmh.se

 

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