スウェーデン ひと口情報

地理と気候
スウェーデン全土の面積は約45万平方キロ。 およそ、米国のカリフォルニア州、スペイン、タイ等と同じ広さ。(日本は、約38.7平方キロ)
全国的に割と平坦な地形で、北西部には山脈もあるが、最高峰でも海抜2111mである。国土のおよそ半分は森林で覆われ、耕地は10%未満。その中に大小約10万もの湖があり、また海岸には何千という群島がある。
スウェーデンは、北極圏にもまたがるスカンジナビア半島にあり高緯度に位置するが、メキシコ湾流の影響で気候はおだやか。国土は南北に長いため、北部と南部では気温差が大きい。北部の平均気温は夏が12.8度、冬は−13度。南部では夏が17.2度、冬は−0.7度。また、北部の冬は長く寒さも厳しいが夏は比較的暖かく、6月7月には1日中太陽の沈まない白夜となる。
人口と国民
約880万人。そのうち、約85%は、スウェーデンの南半分側に住む。スウェーデン人(北方ゲルマン人)が約90%、外国からの移民が約10%。北方のラップランドには、サーメ人が約1万5000人住んでいる。
人口密度は、 1平方キロメートルあたり19.6人。(日本は、1平方キロメートルあたり329人)
他の産業国家と同様に、スウェーデンの出生率は低い。80年代全般と90年代の初めには出生率も上昇したが、現在はまた低くなってきている。平均寿命年齢は比較的高く、男性の平均寿命年齢は76才、女性は81才。
言語
スウェーデン語(北方ゲルマン語系)。スウェーデンには、この他少数言語としてサーメ語とフィンランド語がある。
スカンジナビア諸国の言語には、北方ゲルマン語系として、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、アイスランド語などがあり、文法や言葉など共通しているものが多い。これに比べてフィンランド語は、もともと中央アジア系のフン・ウグリー語系で、バルト海沿岸諸国のエストニア語、またハンガリー語とも共通点がある。
宗教
政治と議会民主主義
スウェーデンは、立憲君主国である。国王(カール・グスタフ
12世)は元首として儀式的役割を果たすが、国政の実権は持たない。議員内閣制で、首相に行政権がある。議会は
1院政。国会議員は直接選挙によって選ばれ、任期は4年。選挙権は18才以上で、投票率は平均して85-90%と高い。1932
年−1976年、また1982年−91年の間は連立内閣で、このうち1976−82年、また1991−94年の間は保守連立内閣であった。1994年の選挙以降は、社民党が少数単独内閣を形成している。内閣は
13の各省大臣で構成され、行政は約100の独立した行政局と23の県自治体によって行われる。県自治体は選挙で選出される議員による議会を持ち、県自治体税の収入によって運営され、主に県住民の医療サービスの責任を持つ。現在スウェーデンには
288のコミューン(市町村自治体)があり、選挙によって選出された議員による議会を持ち、地方税により児童、高齢者、障害者などを含む市民への福祉サービスや文化活動などを行っている。また、スウェーデンに
3年以上居住している外国人には、これら県自治体、コミューン議会議員選出の選挙権がある。スウェーデンは「オンブズマン」の発祥地であるが、
17世紀以来の議会オンブズマン(司法オンブズマンとも呼ばれる)の他、消費オンブズマン、平等オンブズマン、差別オンブズマン、児童オンブズマン、さらに障害者オンブズマンが制度化され、市民の権利を見守っている。また、政府・官庁などのドキュメント(書類など)は、監査局やマスメディアなどの要求があれば、何時でも公表される。
外交と国防
冷戦時代が終わり、ヨーロッパにおいてスウェーデンの外交や安全保障に関しても新しい状況を迎えることになった。それにより、ヨーロッパの統合の動きや新しい安全保障の体系作りに参画する機会も生まれた。
1994
年に行われた国民投票の結果、スウェーデンは1995年にヨーロッパ共同体(EU)に正式に参加し、ヨーロッパの統合に積極的はたらきかけることになった。スウェーデンは、国際外交・安全保障共同体(CUSP)においてEUがその統合力を強めるため、国際政府間会議(IGO)を推進している。この他、スウェーデンは国連においても積極的な活動を行っている。通貨単位はクローナ
(Krona)。1クローナは、約13円。(2003年1月現在)
産業
昔は農業国だったが、現在は、付加価値の高い加工業が中心。自動車、機械、金属、造船、化学製品(薬品)、電気工業、製材、製紙、ガラス工業など。
貿易
輸出総額は、
3882億4500万クローナ。輸入総額は、3321億9600万クローナ。対日貿易では、輸出が15億4300万ドル。輸入は12億9300万ドル。(1993年)
首都
ストックホルム。市内人口は、約
70万人。首都圏人口は、約158万人。13世紀に、首都に制定された。バルト海とメーラレン湖をつなぐ水路に位置し、14の島からなる、美しい水の都である。ストックホルムの発祥の地は旧市街(ガムラスタン)の小さな島で、昔は周りに杭があった。ストックは杭という意味で、ホルムは小島。つまりストックホルムは、「杭で囲まれた小さな島」という意味である。
ガムラスタンを中心に、北は繁華街や市庁舎、中央駅などがあるノルマルム地区、南は、芸術家や若者の多く住むソーデルマルム地区、西は、行政機関の多いクングスホルメン島、東にはバルト海に面してストックホルム港がある。
バルト海に面しては、博物館や美術館などのある島々があり、その一つのジュールゴーデン島には、有名なスカンセン野外民族博物館やチボリ、またヴァーサ博物館がある。
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